2009年9月7日
アメリカ合衆国本土とその領土にある島々などに旅行や出張、または転勤などによる居住といったことで、アメリカ合衆国本土に飛行機、あるいは船の方もいるかもしれませんが、いずれにしても、入国審査を通過して入国をすれば、日本国籍の日本人であってもアメリカ合衆国の法律(連邦法や州法)が適用され、その日本とアメリカの法律の違いに注意が必要です。
アメリカに行く際にマイ・パソコンを持参する方、そして、アメリカ国内でインターネットを使う方も多いのではないでしょうか?いや、インターネットだけではなく、あなたが持参したパソコン内のハードディスク、あるいは、その他の記録媒体(CD、DVD、USBメモリー、SDカードなど)も、その中に記録されている情報には注意が必要です。
あなたが、児童ポルノ愛好者でなくても、そして、日本国内では2009年9月現在の法律において合法の画像や動画が、もしかしたら、アメリカ合衆国連邦法や州法に抵触し、刑事処罰をうける事態になるかもしれません。
アメリカ国内では、日本でも他人への提供が「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」に禁止されている少年・少女のわいせつな画像はもちろんですが、 水着や衣服を着ている少年・少女で、かつ、日本国内で合法でも、それらの画像や動画がハードディスクなどの記録媒体に保存されていた時は、処罰されることがあります。
それは、アメリカ国内において、児童ポルノの画像や動画(日本国内よりも厳格な観点で判断される)そのものの所持が禁止されているからで、それは実写のみならず漫画も対象となることがあります。日本では、未だに児童ポルノを所持を禁止する法律は成立していません。これは、先進国では遅れていることで、「児童の権利に関する条約」に批准した日本でも、児童の権利とその保護の観点から、所持も禁止することを法律で定めるように求められています。
アメリカにおいては、日本とは異なり大変に児童の権利とその保護の観点から厳しくその取締にあたっています。
ですから、あなたがアメリカ合衆国本土やその領土に上陸するときにパソコンや記録媒体を持ち込む時には、児童ポルノと疑われるような画像があれば、それは削除すべきでしょう。
しかし、問題はそれだけではありません。
あなたが、アメリカ国内においてインターネットに接続して、GoogleやYahooなどで、児童ポルノやそれに類すると思われるキーワードを検索することも、大変に危険です。
日本では、”おとり捜査”は薬物犯罪を除いて違法捜査とされていますので、行われていませんが、アメリカでは、日本では禁止されている”おとり捜査”が様々な犯罪において許容されています。
”おとり捜査”とは、捜査機関やその協力者が特定の対象者ないし不特定の対象者に対して、犯罪を犯すように働きかけるものです。
FBIでは、おとり捜査で児童ポルノのホームページを作成して、そこにアクセスした者をインターネットのIPアドレス(インターネットの住所のようなもの)などからアクセスした者を割り出し、児童ポルノの収集をしようとしたとして逮捕するということが頻繁にあります。それは、日本人でもアメリカ国内に滞在しインターネットでそれらのサイトにアクセスした以上は例外ではありません。
アメリカは、ポルノに関して寛容なイメージがありますが、それは大きな間違いです。日本では、アダルトDVDが多く販売されていますが、アメリカでは、その内容によっては、販売や頒布することは、法律で硬く禁止されています。
これらを禁止する理由は、性犯罪を助長するからといわれていますが、逆にこれらのものを規制することによって、却ってその種の犯罪が増えるともいわれます。いずれも数値などで明確にどちらかという証明はできていません。
しかし、このように厳しい規制をするのは、数値で証明されるのを待っていたら手遅れで、現時点で性犯罪が大変に多く、少しでも性犯罪を減らすために一刻の猶予も許されないという現実や、児童への性犯罪被害は、その児童の成長や未来に影響を及ぼし、極めて重大な人権の侵害であるということです。
あなたがトラブルに巻き込まれることを防ぐには、アメリカでは、ポルノの世界を楽しもうと思わないことです。日本は、ポルノの規制では後進国です。そして、FBIは、犯罪抑止や検挙のために常にインターネットを監視しています。
FBI オンライン児童ポルノプログラムについて(英語)
This site has nothing to do with FBI (Federal Bureau of Investigation).
I support activity of FBI.
If you want to look at a homepage of FBI, trace the following link.
https://www.fbi.gov/
https://www.fbijobs.gov/
Copyright © FBIjobs Japan エフビーアイジョブスジャパン