Linuxでサイトをつくる Tomcat6をインストールする

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Tomcat6をインストールする

2012年11月15日 

通常、Red Hat Enterprise Linux 6やcentOS 6のLinuxでは、Tomcatはオプション選択をしなければインストールされていません。

確認方法

# rpm -qa | grep tomcat6

すでにインストールされている場合は、


# rpm -qa | grep tomcat6
tomcat6-el-2.1-api-6.0.24-45.el6.noarch
tomcat6-servlet-2.5-api-6.0.24-45.el6.noarch
tomcat6-6.0.24-45.el6.noarch
tomcat6-lib-6.0.24-45.el6.noarch
tomcat6-jsp-2.1-api-6.0.24-45.el6.noarch

上記のように帰ってきます(環境によって異なります)。

インストールされていない場合は、コマンド入力しインストールします。

# yum install tomcat6

上記のインストールのみでは管理画面が表示されません。

http://localhost:8080/にアクセスして表示されるTomcatの管理画面をインストールするには、

Red Hat Enterprise Linux 6では、サポート対象外となるため特別なチャンネルにログインしなければなりません。

# rhn-channel -a -c rhel-i386-server-optional-6

上記は、CentOSやScientific Linuxでは不要です。


次に

# yum install tomcat6-webapps

# yum install tomcat6-admin-webapps

■ ユーザーを登録する

管理画面にログインするためのユーザーを登録します。

/etc/tomcat6/tomcat-users.xml

にあるXMLに次を追加します。

<user username="ユーザー名" password="パスワード" roles="tomcat,manager,admin"/>

これらの作業は、管理画面を必要としない場合は不要です。

■ サービスの起動

サービスを有効にする

# chkconfig tomcat6 on

これでサーバー機器を再起動してもサービスが自動的に立ち上がります。

次に個々のサービスの有効にするためには次のコマンドです。

起動

# service tomcat6 start

ストップ

# service tomcat6 stop

再起動

# service tomcat6 restart

■ Windows上で動くサーブレットがLinuxでエラーになる場合

パッケージのTomcatをインストールすると一つ難点があります。初期の環境変数がJVMにパスが通っています。JSPはその都度自動でコンパイルするので問題が起きないのですが、WindowsでオラクルのJDKでコンパイルしたサーブレットのファイルを転送して起動した場合、サーブレットが特殊な場合、アクセスするとサーブレットのエラーが発生します。そのためLinux内のJDKにパスを変更する必要があります。

事前にオラクルのJDKをダウンロードして、/usrの下javaディレクトリを作成し、そこに配備してください。

2つのファイルを変更します。どちらの設定を読み込んでいるのか不明なので、どちらも修正します。

/etc/tomcat6/tomcat6.confのファイル

/etc/sysconfig/tomcat6のファイル

#JAVA_HOME ="/usr/lib/jvm/java"

 ↓

JAVA_HOME="/usr/java/jdk1.xx.x_x"

※ xはダウンロードしインストールしたバージョンによって異なります。

設定が終わったらTomcatを再起動してください。