210系 交通・覆面クラウン・アスリートパトカーの値段

210系 交通・覆面クラウン・アスリートパトカーの値段

2019年1月3日 

■概要

210系クラウンパトカー(無線警ら車)の値段」もあわせてお読みください。

クラウンパトカー(交通取締用四輪車)は、従来、無線警ら車(街中をパトロールする車)と同じクラウンのロイヤルがベースでした。

210系クラウンパトカー

しかし、210系(DBA-GRS21*)の新車が登場してから、市販車のクラウンロイヤルが2.5Lまでしか設定がなくなりました。しかし、交通取締用四輪車は白黒、覆面も含め3.0L以上の排気量が必要と調達元の警察庁が定めており、その動向に注目が集まりました。すなわち、ロイヤルに3.5Lを乗せるか、マークXに変更するかという事です。

トヨタが出した結論は、無線警ら車(2.5L)はロイヤルベースで、交通取締用四輪車(3.0L以上)は3.5Lの設定があるアスリートということで、世間を驚かせました。


トヨタ社内報『クリエイション6月号』より

そもそも無線警ら車と交通取締用四輪車は何が違うかというと、1に任務が異なります。無線警ら車は、街中をパトロールしたり事件現場に臨場するのに対し、交通取締用四輪車は、交通違反の取締、高速道路上での事故現場への臨場の違いがあります。

2に外観がことなり、無線警ら車は屋根の上の赤色灯が上昇できて停車中の視認性を高めるのに対し、スピード重視の交通取締用四輪車は、上昇する機構を持ち合わせていません。

210系クラウンアスリートは、正式には「DBA-GRS214-AEZRH」という形式で、また、覆面も「DBA-GRS214-AEZKH」という形式を持っており、市販車の改造ではありません(マークXの覆面は改造でした)。

210系クラウンパトカー

排気量は3.5Lで市販車のアスリートでは、覆面のグレードを示すところにアスリート「S」とあることから市販車では「DBA-GRS214-AEZXH」相当ということになります。

クラウンパトカーの覆面は、内装や性能は交通取締用四輪車白黒と同様です。ボディー色は、カタログによれば「販売店にお尋ねください」とされ、今までなかったメーカーオプションのホワイトパールクリスタルシャインがあることから、どの色でも市販車にある色であれば覆面になる可能性があります。

■内装

ステアリングハンドルは、2.5Lの無線警ら車ではウレタンハンドルでしたが、交通取締用四輪車では本革巻きステアリングハンドルとなっています。

210系クラウンパトカー 210系クラウンパトカー
左が交通取締用四輪車、右が無線警ら車

また、無線警ら車でも内装はメノウ加飾という木目調パネルが使用され、市販のロイヤル(茶木目(格子柄入り))ではなく見た目が内装はアスリート仕様という感じになっており、交通取締用四輪車と同じに見えますが、スピードメータ類がロイヤル仕様でした。

しかし、交通取締用四輪車では、スピードメータ類がアスリート仕様となっており、細かいところで無線警ら車と交通取締用四輪車と異なる点があります。

210系クラウンパトカー

また、シートは無線警ら車と同様にビニールレザーシートとなっており、これは清掃しやすいように警察庁の仕様書による指定で、市販車の物とは異なりますので贅沢仕様と誤解なきようお願いします。

210系クラウンパトカー

■装備

今回からキーリモコンやドアハンドルに触れるだけで開錠・施錠ができるシステムが採用されました。

サイレンや赤色灯を操作するサイレンアンプはパトライト製でSAP-500の生産終了に伴いSAP-520PB-Kに変更されています。

210系クラウンパトカー 210系クラウンパトカー

エンジン始動は、スマートスタートによるプッシュボタンです。

交通取締用四輪車は、白黒と覆面も警察庁の配分表の指定により後部に操作すると起立して「止まれ」などのサインを出すLED装置があり、それを操作するボタン類がセンターのシフトレバーの横の通常はカップホルダの位置に取り付けられています。

210系クラウンパトカー

フロント部分にある補助警光灯は、無線警ら車と異なりフロントグリル内にあり、白黒、覆面ともに同一のものとなっています。

なお、サイレンのスピーカーは、白黒は赤色灯の中にあるのに対し覆面はフロントバンパーのグリル内にあり、音が外に出るように穴が開いています。

210系クラウンパトカー

210系クラウンパトカー

タイヤは、白黒・覆面ともに225/45R18 91Wアルミホイルタイヤを装着しています。

210系クラウンパトカー

■値段

交通取締用四輪車は、白黒と覆面(正式名称交通取締用四輪車(反転警光灯))といい、この2種類があります。

白黒は、208台で詳細は装備によって異なり下記のとおりです。

品名 数量 単価 金額
交通用取締用四輪車 96台 2,859,300円 274,492,800円
同上(雪よけカバー付き) 13台 2,877,300円 37,404,900円
同上(北海道地区・雪よけカバー付き) 5台 2,896,300円 14,476,500円
同上(LED表示装置付) 66台 3,359,300円 221,713,800円
同上(LED表示装置付・雪よけカバー付き) 21台 3,377,300円 70,923,300円
同上(北海道地区・LED表示装置付・雪よけカバー付き) 7台 3,395,300円 23767100円
合計 208台   642,778,400円

他方、覆面クラウンパトカーの値段は下記の通りとなります。

品名 数量 単価 金額
交通取締用四輪車(反転警光灯) 28台 2,976,900円 83,353,200円
同上(北海道地区) 2台 2,994,900円 5,989,800円
同上(特別防錆処理) 1台 3,093,608円 3,093,608円
同上(LED表示装置付き) 21台 3,476,900円 73,014,900円
合計 52台   165,451,508円

■資料

交通取締用四輪車白黒配分表

交通取締用四輪車(反転警光灯)配分表

交通取締用四輪車白黒製作図面承認申請書

交通取締用四輪車(反転警光灯)製作図面承認申請書

210系クラウンパトカーカタログ

■ギャラリー

210系クラウンパトカー 210系クラウンパトカー

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読者からのご提供いただいた写真

北海道に外国の要人が来日した際に、警護の任務に充てられ青灯を付けた210系アスリートパトカー

210系クラウンパトカー